遺言状とエンディングノートの違い

遺言状は死後の取り扱いを記した法的な文書

緑とティーセット遺言状に、自分の遺産の配分などを記す人は多いと思います。
しかし、その作成は素人には難しく、弁護士や司法書士などに相談し、正しい形式で作成しないと、法的な効力がなくなってしまいます。

遺言状の限界と自分の意志を残す方法

また、近年の高齢化とともに、自分の介護の方法や延命治療に対する希望を親族に伝えたいという希望が高まっています。
具体的には、自分が認知症や寝たきり、植物状態となったときに、誰に介護してもらいたいか、どのような治療を施して欲しいか、さらにはどのような葬儀をして欲しいかというような内容です。
従来の遺言状は、死後に開封するので、これらの内容はカバーできないのです。

エンディングノートは死ぬまでの希望を記した私的な文書

そこで、需要が伸びているのがエンディングノートです。
遺産の配分だけでなく、介護の方法や、親族に対する感謝など、自由な形式で気軽に記録できるのです。
預金や保険関連の情報についても記載すると、いざというときに遺族が助かります。
また、一人暮らしの高齢者がペットを飼うことも多いので、そのペットの処遇や、遺品の分配などについても記載できます。
このような内容を記載することで、より良く自分の死を迎える準備となります。

遺言状とエンディングノートの法的な違いとメリットを覚えておきましょう

しかし、エンディングノートには法的効力はありませんから、遺産に関しては、従来の遺言状を残しておくのがおすすめです。
エンディングノートのメリットは、例え普段から「無理な延命治療はしないで欲しい」「葬式は不要」と家族に言っていても、いざその場になってみると、家族がその通りにするのはためらわれるのです。
きちんとエンディングノートに記載されていれば、「本人の希望に従った」ということなので、家族の方も自分の決断に納得ができるのです。
終末医療は難しい問題で、どういう選択が正しいとは、誰にも分からないのです。